人工透析
木村病院では新築移転に際し、透析診療を開始いたしました。新たな施設ですが、透析を担当する医師、看護師、臨床工学技士は熟練のメンバーです。木目調の内装に、直接風の当たらない輻射式のエアコンを配備し、落ち着いた雰囲気で透析を受けていただけます。
透析室
人工透析の概要
病床数 |
15 床(内 陰圧個室 1 床) |
無料送迎 |
あり |
フットケア |
あり(専任看護師配置) |
テレビ |
無料 |
Wi-Fi |
無料 |
木村病院の人工透析の特徴
特に血管外科においてはバスキュラーアクセスの治療に随時対応しており、シャントトラブルに対して PTAや手術を日帰りまたは入院でおこないます。
治療は様々な方法に対応しており、シャント閉塞や脱血不良のみならず、内シャント瘤、血流過剰などすべてのシャントトラブルに対応いたします。
すべてのベットサイドにテレビが設置されています
感染対策も配慮された陰圧隔離室
人工透析に関する
よくある質問
治療について
- Q.透析を一度始めたら、一生続けなければならないのですか?
- A.透析によって体内でいらなくなった物質を取り除くことができます。しかし、腎不全の原因となった腎臓病そのものを治せるわけではありません。したがって慢性腎不全から透析療法を始めた場合には一般には一生続けなければならないと考えてください。急性腎不全で透析を行った場合で利尿期に入り、腎不全の状態が回復した場合には透析をやめることができます。
- Q.透析は何時間していただけますか?
- A.基本的には4時間です。その患者さんの状況を元に説明をさせていただきますが、患者さんの意思を尊重します。現在のところ入院の高齢者さんは3時間が多く外来は4時間が多いですね。 どうしても自己管理が難しい患者さんや希望される人は5~6時間もしています。5時間以上透析すればやはり透析効率も上がり、エリスロポエチン(増血剤)の使用量も減っている患者さんもおられます。
- Q.透析を行う上での注意を教えてください。
- A.1週間に3回の十分な血液透析を安定して継続できるように日常生活のリズムを整え、体調をコントロールしてください。また、食事療法(カロリー、水分、糖分、カリウム、リンなどの調整)にも注意しましょう。
- Q.「透析」について教えてください。
- A.慢性腎不全に対して腎機能を代行する治療法です。人工透析とは、一般的に血液透析のことであり、血液を介して浄化を行う方法です。仕組みとしては、患者の血液を体外の回路に通して連続的に出し入れ循環させて、その途中に透析器を置き、その透析器の膜を介して患者血液と透析液が接することにより、透析を行っております。
ほとんどの血液透析患者では、内シャント(通常は利き腕と反対の手首の動静脈を吻合)を作成し、それにより血流が増えた血管に二本の針を穿刺してブラッドアクセスとし、血液を出し入れします。