社会医療法人一成会 木村病院 | 東京都荒川区南千住
私たちは、元気でいるときもあれば、病気やけがのときもあります。また、年をとったり、障害を持ったりすれば、様々な支援が必要になります。木村病院は、地域の皆さんが健康でいられるための検診や生活指導などの予防医療から、病気やけがへの救急の対応等、一成会の中心的な役割を果たしています。
みどり・わかばの2つの訪問看護ステーションは、お住まいで療養される方に必要なサービスを提供しています。一成会だけで対応しきれないときのためには、地域の診療所や病院・介護施設との協力体制を作り、備えています。
この地に小さな診療所を開いて60年以上、今後も地域の皆さんのための「切れ目のない医療と介護」を通じ、荒川区を元気な町にしたいと、日々努力を重ねていきます。
2022年5月1日より先代院長木村厚の後任として、社会医療法人社団一成会木村病院の院長に就任いたしました。この場をお借りしてご挨拶申し上げます。
超高齢社会の到来や新型コロナウイルス感染症といった激動の医療情勢のなか、院長就任という重責を託されたことに、身の引き締まる思いです。
一成会の70余年の歴史の中で医療はめまぐるしく変化を遂げてきました。そのなかで、地域の皆さんに信頼される医療機関であるべく「みんなの元気のパートナー」を理念として当院は医療をおこなってきました。長い歴史の中で施設は老朽化・狭隘化し、理念を追求していくためには新病院の建設は必須と考えられてきました。
今回ようやく新病院の落成を迎え、職員一丸となって地域の方々のために医療をおこなっていきます。新しい木村病院では急性期病床39床、地域包括ケア病床60床及び訪問診療にて運営をおこない、災害対策、新興感染症対策を強化し地域の方々みんなの元気のパートナーとなれるようさらにパワーアップして参ります。
今後、若者に対する高齢者の割合はさらに増加し、医療ニーズに応えるためには限られた人材で効率的に医療を行っていく必要があります。そのためには職員がより快適と思える職場環境も必要です。当院の理念である「みんなの元気のパートナー」が定義する「みんな」には「地域の方々」だけでなく「職員」も含まれています。新しい病院はその理念を追求すべく患者さんは勿論のこと、働く職員にとっても快適な場所であることをテーマとして設計されました。今後の私の役割のひとつは職員同士が互いに信頼しあい向上しあい笑顔で仕事ができるようなソフト面での環境作りと考えています。
木村病院には地域の診療所の先生方からは地域の急性期病院として、また大学病院等からは後方病院として数多くの患者さんのご紹介を頂いてまいりました。深く御礼申し上げます。今後は地域の方々により効率的な医療を提供するために、さらに親密な病院連携・ 病診連携を構築する必要があると考えております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
今後は今までの臨床に加え、院長として病院運営やマネージメントの責務を果たしてまいります。また引き続き外科専門医、循環器専門医、脈管指導医、血管内治療認定医、下肢静脈瘤に対する血管内治療指導医として、またバスキュラーアクセス治療において地域の皆さんのお力になれるように研鑽を続けて参ります。
社会医療法人一成会 木村病院 院長
木村 玄